シミ…美白ケアにお金と時間をかける前に!完全紫外線対策方
本当は3月に書きたかった記事ですが、バタバタしていたらいつの間にかもう4月に…
この記事を3月のうちに読む人が一人でもいたら…一人でも多くの人のシミを防ぐことができたかもしれないというのに…!
大変申し訳ございません_| ̄|○
ですが過ぎてしまったことは仕方がないので、これを読んだら明日から!いや、今すぐに実行していただきたいです。
ちなみにこちらの記事も熱が入り、長くなっております。理論的な内容が好きな方はお好きかもしれませんが、「こんな細かいことばっか書いてないで早く結果を教えろ〜!」という方は、一番下に、かなりシンプルにまとめが書いてあります。高速スクロールしてくださいませ。
完全紫外線対策
最近特に昔と比べて「強力美白」「色素還元」のような
「いらない色素丸ごと脱色した〜い!」
という感じで、美白!美白!美白〜!という傾向が強くなってきていますよね。
もちろん私もその一人です。前回の記事でも挙げましたが、幼い頃から「鳥肌立つわ!」と言われるくらいソバカスまみれだった私は『美白』というワードにとても敏感です。
今まで色々なことをやったり、色々なものを使ったり必死でしたが、どう考えても一番簡単で確実なことを疎かにしてしまっていました。
それが『紫外線対策(UVケア)』です。
もう「美白」「シミ取り」というワードが世の中の情報で多過ぎて、一番大切な「紫外線対策」が薄れかけてしまいます。
「紫外線対策なんて、バッチリできてるわよ!そんなの当たり前じゃない」
ともし思う方がいらっしゃっても、一応復習としてぜひ読んでいただきたいです。見落としがちなことがあるかもしれません。
紫外線を甘く見てはいけない
本当に、そうなんです。美肌、美白を保つため、肌の老化を防ぐためには一番重要なことなのです。
よく耳にするかもしれませんが、肌が老化(シワ・たるみ・シミ・くすみ・毛穴の開き・乾燥・肌荒れなど)していく原因はいろいろ考えられますが、一番の原因はダントツで紫外線です。
人が歳を重ねて老いていけばもちろん顔も老いる。ということはなんとなくお分り頂けるかと思いますが、肌老化の原因のうち
過年による肌老化→20%
紫外線による肌老化→80%
といわれています。
以前も記事にしたことがありますが、こちらの方
こちらから見て画面右側の顔の老化が進んでいるのがお分かりいただけるかと思います。
アメリカで実際に実験し結果が出た写真です。画面右側にある窓側の運転席でトラックを毎日運転し続けたところ、半顔の顔の老化が早く進んでいます。これを光老化と呼びます。
もちろんトラックに乗っていなくても、私たちは毎日紫外線を浴び続けています。(夜型の方など、もちろん浴びない方もいると思いますが。)紫外線を浴びない方は肌の透明感が違いますし、もちろんシミもほとんどない方が多いです。と言いましても太陽光も人間の体には必要だと思いますし、毎日夜型は基本的に難しいですよね。
肌老化の80%をも占める光老化を防ぐために、紫外線のことも知っておきましょう!
紫外線の波長と作用
UVA,UVB,UVCはよく聞くと思うのですが、実は私、AだかBだか、いつもどれが何だか忘れてごっちゃになってしまっていました(汗)
そこで分かりやすく説明しますとABCは紫外線の波長の長さ順です。長い順からABCです。以下それぞれにについて簡単にまとめてみました。
UVC
波長が280nm以下と短いため、オゾン層を通過する過程で散乱あるいは吸収されます。なので環境保全問題としてオゾン層の破壊は大きなテーマですよ…オゾン層が薄くなったり、ぽっかりと穴が空きオゾンホールができてしまうと、今までほとんど到達しなかったUVCまでもが届くことになってしまいますから…。
ちなみにですが、紫外線は波長が短いほど有害作用が強いのです_| ̄|○ということは、UVCが到達したら大変なことに。UVCは細胞組織そのものを損傷してしまう。というくらいやばいもので、実際にオゾンホールが見られる南極に近いチリ南部、北極に近いカナダ北部ではUVCの到達による皮膚障害の事例がいくつか出ているのです。
よって環境問題は「美白〜!」なんていう前に「体や命に関わること」でもあります。日本の政治おかしい!なってからじゃ遅い!原発反対!自然エネルギーにしろ〜!と、ここで叫ばせてください。
UVB
思いの外UVCで熱く語ってしまいましたが、実際に今私たちに届いている波長ではUVBが一番威力が強いです。波長は短いので真皮に届くのは一部であり、ほとんどは表皮にとどまる(肌のバリア機能ってすごい!)。ですがBは細胞の遺伝子(DNA)を損傷する影響が大きく、皮膚ガンの原因にもなります。なので世の女性は(自分含む)「日焼けしたら赤くなるけど黒くはならない♪」という考えはとても危険なのです。日焼けで赤くなったりヒリヒリした分、細胞遺伝子破壊が行われてしまうのでご注意を。
UVA
そして最後に一番波長が長いUVA。こちらは恐ろしく様々なものを貫通してしまいます。表皮の最下層である基底層をも貫通し、真皮まで到達。メラノサイトの活動を活発化させます。ちなみにUVAは雲やガラスなども難なく通過するので、家の中でも太陽光が差し込むところはガンガンに入ってきてます。
シミや色素の元となるUVAは、日焼けしてから時間差でシミや色素となって皮膚表面の角質に現れるが(陽に当たってるそばから黒くなる人は色素が角質まで上がってくるのが早い)、メラニン色素を多く含んだ細胞が基底層→有棘層→角質に達するまでの時間。
なので日焼けしてから2〜3日以内にビタミンC導入をした方が良いというのはこのためです。
UVAは真皮まで到達するので、コラーゲン、エラスチン、ムコ多糖類などにも影響を起こします。よってシミだけでなく、シワやたるみの大きな原因にもなっているのです_| ̄|○
紫外線を把握しましょう
もう十分理論は聞き飽きた…。という方も、ここからが大事になりますのでぜひお読みくださいませ(><)
紫外線カットは一年中みっちりする!というのが一番ですが、もちろん強化するレベルはあります。
紫外線量は一年で6月がピーク!なのですが(真夏の7,8月ではありません(゚o゚;)、これは日本が一番太陽に近くなるのが夏至の6月だからなのです。ですが6月は梅雨の時期とあって少し紫外線量が和らぎやすくなります。よって一番のピークは4〜10月なんです。まさに今なんです。え、ほとんど?そうなんです_| ̄|○ですが今の時期から日傘をさしている人が少なくて、夏の時期の方が多いということは、これがあまり知られていないのかなぁと思ったりします。
真冬以外ほぼ一年中持ち歩いている日傘。もう何本目だろう…
「ちょっとそこまでだし、日傘さすから日焼け止めいっか♪」というような恐ろしいことはしていませんか…?私はバッチリやってましたよ!
紫外線(特にUVA)は反射します。
なので日傘をさしていても、横にあるものや建物からの反射、地面からの反射からは避けられないのです。特に都心なんかは高層ビルがありますが、日陰でも紫外線は反射しています。必ず外に出る際は日焼け止めを塗り、日傘をさしていくのが確実ですよね。
そして曇りの日でも、紫外線は晴れの日の70%もあります。この場合も晴れの日とあまり変わらないので、紫外線対策は同じように行うのが確実です。
マスクをしていても、家の中、ガラス越しでも紫外線は通過します。きちんと日焼け止めを塗るか、それが面倒であれば紫外線カットシートを窓ガラスに貼るなどで対策しましょう。
日焼け止めの使い方
日焼け止めの成分や効果についても書きたかったのですが、なかなか長くなりそうなので(^^;今回は使い方についてです。
日焼け止めを選ぶ際、SPFやPAを見ることが多いと思うのですが、数値や+が高ければ塗りなおさなくてOK。というわけではありません。SPFはUVB、PAはUVAからの防止効果を表しています。
ファンデーションのように色素が少ないのでわかりにくいかもしれませんが、日焼け止めも化粧崩れをします。なので数値が高いものを使用していたとしても、崩れたその隙間からガンガンに紫外線が入ってきます。そして例えSPF50 PA+++を使用したとしても、人により防げる量や時間は異なってきます。
「朝の通勤しか日差しに当たらないよ」なんて思っていても、日中太陽光が差し込む室内にいる場合や、「ランチでちょっとそこまで♪」という場合でも少しの時間で毎日浴びていれば十分シミをつくれます。ついでにシワやたるみも。
そして「日焼け止めを塗ったからUVカットできてるもん♪」というのも気をつけていただきたいことの一つ。
『ムラにならないように均一に伸ばす』ということが大前提となります。ということは、『薄塗り』のところがあってはいけないのです。全体的に、思っているより厚めに塗ることが前提となっていての数値ですので、日焼け止めを少し白くなるくらい塗るか、それが嫌であればUVカットができるファンデーションやパウダーを上から重ねて塗るようにしてください。
日焼け止めについても、また細かく記事にしたいと思っています!
実際に行うべき、具体的な徹底UV対策7箇条
1. 4月(できれば3月)〜10月は日傘&真夏と同じUVケアで!
2. 日傘やマスクだけではダメ!日焼け止めを必ず塗る。
3. 日焼け止めを塗れば良いわけじゃない!皮膚にUVから守る壁を作るように厚めにムラなく塗る。日焼け止めの厚塗りが嫌な場合はUVカット効果のあるファンデーションかパウダーをムラなく重ねて塗る。
4. 室内でも曇りでも紫外線は入ってくる。外と変わらずUV対策か、UVカットシートなどを窓ガラスに貼る。もしくは陽に当たるところにいない。
5. 紫外線に当たる可能性がある場合、塗って2時間以上経過している場合は塗り直すか、化粧直しをする。
6. 保湿のスキンケアを徹底する。こちらは上記に書けなかったのですが、潤いのある肌はバリア機能も高まるため、紫外線を真皮まで届けにくくしてくれます。
7. 究極。ずっと陽の光が当たらない場所にいる。(一番確実ですが、太陽の光も人間には諸々大切なので、あまりお勧めはできません(^^;)外出を陽が弱い時間にするというのは良いと思います。
いかがだったでしょうか。とても長い文章をお読みくださり、ありがとうございました。
それでもまだまだ書きたいことは多すぎて、脱線したい気持ちを抑えながらざっくりとまとめたつもりです(゚o゚;また細かく分けて美白関連については記事にしていきたいと思います!どうぞよろしくお願いいたします。